女性がコンジローマに感染したときの症状とは?治療方法についても解説

女性がコンジローマに感染したときの症状とは?治療方法についても解説コンジローマは、性行為やそれに似た行為などで感染する性感染症です。
コンジローマに感染するとさまざまな箇所に症状があらわれます。
潜伏期間が長く、痛みやかゆみなどを感じないため、感染していることに気づかない人もいるでしょう。
 
この記事では、女性がコンジローマに感染したときの症状や感染経路、潜伏期間について解説します。
また、コンジローマに感染したときの治療方法や、感染しないための予防策についても解説しているため、コンジローマについて気になる人は参考にしてください。
 

女性がコンジローマに感染する部位はどこ?

コンジローマは性感染症の1つであり、性器にイボのようなものができます。
10代から30代の若い人に多く見られる性感染症ですが、高齢の人でも感染しているケースもあります。
 
コンジローマに感染すると免疫力が低下し、HIVの感染確率が高まるため危険です。
コンジローマの感染が疑われる場合は、すぐに医療機関を受診することが大切です。
女性がコンジローマに感染すると以下のような部位に症状があらわれます。

  • 腟の内側
  • 肛門
  • 喉・唇・口内

コンジローマは、腟や肛門だけでなく喉や唇、口内にまで感染します。
なお、男性の場合は、陰嚢や陰茎、肛門、喉、唇、口内などに感染します。
感染したまま放置すると出産時に赤ちゃんにも感染する可能性があるため、すぐに医療機関を受診しましょう。

参考元:尖圭コンジローマ

女性がコンジローマに感染したときの症状

女性がコンジローマに感染すると性器の周辺や肛門の周辺にイボのようなものができます。
具体的な症状は、以下の通りです。

  • トサカのようなイボができる
  • イボの色は茶色やピンク
  • 放置しているとイボが大きくなっている
  • 放置しているとイボの数が増える
  • イボの痛みやかゆみなどは感じない

イボができたばかりは、小さくて先がとがったような形をしていますが、放置するとイボが大きくなり数も増えるのが特徴です。
その後、性器・肛門の周辺のイボ同士がくっつきカリフラワーのような形状になります。
イボは腟の内側にできることもあり、痛みやかゆみも感じないため、気づかないうちに感染しているケースが多いです。
 
また、喉や唇、口内にも同様のイボができることもあります。
口内にできた場合は、口内炎と間違える可能性もありますが、コンジローマによってできたイボは痛みを感じないため、判断できるでしょう。
 

女性がコンジローマに感染する経路

コンジローマは、「HPV(ヒトパピローマウイルス)」と呼ばれるウイルスが原因で感染します。
このウイルスは、主に性行為とそれに似た行為によって感染するのが一般的です。
 
具体的には、性行為の性器摩擦によって皮膚や粘膜の小さな傷ができ、そこからHPVが浸入します。
特に性器や肛門などの湿っている環境ではウイルスが繁殖しやすく、性器から性器に感染することが多いです。
そのため、性行為の際にコンドームを使用していないと感染するリスクが高まります。
 
また、オーラルセックスによって喉や唇、口内に感染するケースもあります。
そのため、性行為だけでなくそれに似た行為をする際にもコンドームを使用したほうがよいでしょう。
ほかにも、母体がコンジローマに感染している場合、赤ちゃんが産道を通る際に感染する母子感染のケースもあります。

参考元:尖圭コンジローマについて(原因、感染経路、検査、治療法)

女性がコンジローマに感染したときの潜伏期間

疑問を浮かべる女性
女性がコンジローマに感染した場合、症状がでるまでの潜伏期間は、1~8ヶ月です。
人によって潜伏期間の幅があるため、早い人であれば数週間で症状がでることもあります。
 
一方で、症状がでるまでの潜伏期間が長い場合は気づかぬうちに感染を拡大している可能性があるため、注意が必要です。
コンジローマに感染してすぐにイボができるというわけではありません。
初めは小さなふくらみができ、その後急速に大きくなるため、症状を自覚するまでに時間がかかります。
コンジローマに感染した疑いがある場合は、すぐに医療機関を受診するようにしましょう。
 

女性がコンジローマに感染したときの治療方法

女性がコンジローマに感染したときの治療方法はいくつかの種類があります。
コンジローマの治療方法は以下の通りです。

  • 塗り薬を塗る
  • 電気メスで切除する
  • 液体窒素で除去する
  • 炭酸ガスレーザーで切除する

ここからはそれぞれの治療方法について解説します。

参考元:女性の尖圭コンジローマの症状や治療方法は?医師が解説します

塗り薬を塗る

コンジローマに感染している箇所に塗り薬を塗る治療方法です。
イミキモドと呼ばれる塗り薬を使用します。
塗り薬による治療は、ほかの方法のなかでも最も再発率が低い方法です。
 
イミキモドの塗り薬は、1日1回を週3回就寝前に塗ります。
塗ったあとはそのままの状態で保ち、起床した際に塗った薬をお湯や石鹸で綺麗に洗い流します。
塗り薬を1ヶ月ほど塗ってもイボが引かない場合は、電気メスといったほかの治療方法に変更します。
ただし、コンジローマの原因であるHPVは、体内から完全に除去することは容易ではありません。
そのため、イボがなくなったとしても免疫力が低下したときに再発する可能性がある点を覚えておきましょう。
 

電気メスで切除する

イボの周りを麻酔して、電気メスで焼いてイボを切除する方法です。
電気メスによる治療は、短時間で終わる上に目に見えて効果があらわれるという特徴があります。
ただし、イボの数が多く密集している場合は、液体窒素での除去がよいでしょう。
 
さらに切除したイボを検査し、HPVを確認することで、コンジローマの確定診断も可能です。
 

液体窒素で除去する

液体窒素でイボを凍らせて除去する治療方法です。

塗り薬や電気メスでの治療ができない場合に液体窒素での除去をします。
液体窒素では、低温火傷をさせるため、1回ですべてを除去するのは難しいです。
そのため、通常は1~2週間に液体窒素による治療を1回行い、数週間から数年にかけて治療してきます。
 
また、低温火傷によって水ぶくれができるため、痛みを感じる可能性があります。
あまりにも痛みが強かったり、炎症がひどかったりする場合は、医師に相談しましょう。
 

コンジローマに感染しないための予防策

コンドーム
コンジローマに感染しないためには、性行為とそれに似た行為をするときにコンドームを使用するようにしましょう。
コンドームを使用するとコンジローマに感染するリスクを低減することが可能です。
ただし、コンドームをしていても病変部との接触により感染する可能性はあります。
そのため、医療機関で検査を行い、感染していないことを確かめましょう。
 
また、事前にワクチンを接種することも予防の1つです。
「HPV4価ワクチン」と呼ばれるワクチンを接種すれば、HPVウイルスへの感染リスクが低減します。
ワクチンの接種する期間は、1年に3回がよいです。
なお、このワクチンは、コンジローマのほかに子宮頸がんにも効果があるため、摂取したほうがよいでしょう。
 

まとめ

コンジローマは、性行為やそれに似た行為をした際に感染する性感染症の1つです。
女性の場合は、腟の内側や肛門だけでなく、喉や唇、口内にまで感染します。
感染するととがったイボのようなものができ、免疫力も低下するため、HIVに感染するリスクが高まる危険性もあります。
 
コンジローマを治療する際は、塗り薬や電気メス、液体窒素を活用して除去するのが一般的です。
それぞれ塗り薬で対処できない場合は電気メスによる除去、電気メスでも除去できない場合は液体窒素による除去という段階で治療します。
 
コンジローマは、1度感染すると完全に治すことはできないため、しっかり予防することが大切です。
予防法としては性行為時のコンドームの使用や、ワクチンの接種などがあります。
この記事を参考に、コンジローマに感染しているのかを検査してみてはいかがでしょうか。