キシロカインゼリーがない…早漏対策に使える市販薬・代用品はある?
「早漏ケアにキシロカインゼリーを使っているけど、必要なタイミングでなくなってしまった」という状況に陥り、代用品を探すこともあるでしょう。
また、キシロカインゼリーの使用には少し抵抗があるけど、代替品があれば試したいと考える人もいるかもしれません。
こちらのページでは、キシロカインゼリーの代用品としてドラッグストアで買える市販薬(OTC医薬品)は使えるのか、解説していきます。
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市販薬で代用できる?実際のところどうなのか
まず、そもそもキシロカインゼリーは市販されていない(ドラッグストアなどで買えない)ため、気軽に買い足すことはできません。
そんなとき、「キシロカインゼリーじゃない市販薬で代用できないかな?」と考えることもあるでしょうが、実際のところはどうなのでしょうか?
実は、市販薬の中には、キシロカインゼリーの有効成分と同じリドカインを含む外用薬がいくつかありますが、キシロカインゼリーの代用で使うことはできません。
製品名 | 有効成分 | 用途 | 剤形 | 性器への使用 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
キシロA軟膏 | リドカイン、セトリミド | 切り傷・すり傷の鎮痛 | 軟膏 | 非推奨 | 粘膜への使用不可 |
メンソレータムカユピットb | リドカイン、ジフェンヒドラミン、他 | 皮膚のかゆみ・湿疹など | クリーム | 非推奨 | 粘膜への使用を前提としていない |
市販薬として手に入るリドカイン含有薬は、すべて皮膚への外用を前提に作られており、粘膜への使用は想定されていません。
たとえばメンソレータムカユピットbの場合、「粘膜には使用しないでください」と明確な注意書きを載せています。
そのため、早漏改善のために男性器の亀頭(粘膜部分)に対して使用することは厳禁といえます。
代用したい気持ちはわかるが、安易な使用はリスクあり
「市販のリドカインは粘膜に使えないっていうけど、もう自己責任でいいから使っちゃお」
「何だかんだいっても薬なんだから、害にはならないでしょ」
そのように考える方もいるかもしれませんが、市販のリドカイン外用薬を早漏改善のために使うのはリスクがあります。
- 粘膜は皮膚より成分の吸収が早く、過剰に吸収されると中毒症状を起こす危険がある
- 市販のリドカイン外用薬には、粘膜に刺激となる成分が含まれている場合もある
亀頭などの粘膜は成分の吸収速度が早いため、リドカイン以外の成分が過剰に吸収されて、さまざまな副作用を引き起こしてしまう可能性があります。
また、配合成分によっては刺激感をもたらすものもあります。
射精感を遅らせて早漏を改善するどころか、亀頭がヒリヒリして満足に性行為ができない可能性もあります。
見落とし厳禁!キシロカインゼリーの副作用が招く危険とは
早漏の改善に効果を発揮するキシロカインゼリーにも、他の薬と同じく副作用のリスクはあります。 そんな副作用のリスクを懸念して、早漏改善の一歩を踏み…
まとめ:市販薬で早漏対策したい人が知っておくべき現実
早漏を改善したくてキシロカインゼリーを探している方にとって、「薬局で買えるものでは代用できないのか?」というのは切実な疑問です。
しかし、実際には注意すべき点が多く、安易な代用はリスクを伴います。
ここで、記事のポイントを簡潔に整理します。
- キシロカインゼリーは市販されておらず、薬局で購入できない
- 市販のリドカイン入り製品は粘膜の使用を想定していないため、代用できない
- 市販薬を代用した場合、さまざまなリスクがある
キシロカインゼリーは、ドラッグストアに並んでいるOTC医薬品とは立ち位置が違うため、なくなったからといって気軽に街で購入することはできません。
だからといって、市販のリドカイン外用薬で代用するのもNGです。
市販のリドカイン外用薬とキシロカインゼリーでは用途や成分構成が異なるため、無理に使用すると副作用を引き起こすなどのリスクが生じます。
そのため、OTC医薬品をキシロカインゼリーの代替品として使わないようにしましょう!