生理中の頭痛、それ生理痛じゃないかも!?生理前後に起きるのは片頭痛?

生理中の頭痛、それ生理痛じゃないかも!?生理前後に起きるのは片頭痛?生理の際に起きる頭痛を経験したことがある女性は少なくないはず。

この生理の際の頭痛は生理痛の一種として考えている女性は少なくありません。ですが、この頭痛は生理痛とは違う片頭痛の一種だったりします。

そのため、適切な対処を行うことで生理時の頭痛を改善したり予防することができる場合があります。

こちらのページではそんな、生理時に起きてしまう片頭痛についてさまざまな観点から紹介していきたいと思いますので、生理の時は頭痛に悩むことが多いという女性は是非一度参考にしてみてください!

 

片頭痛は女性に多いってホント?

片頭痛片頭痛の悩みを持つ人の男女比は女性の方が多いとされています。

さらに片頭痛の有病率を男女で比較すると女性の方が男性の3倍多いという結果になっています。

しかも、この片頭痛が女性に多いというのは日本固有の状況といったようなものではありません。

世界的に見ても、片頭痛に悩む女性は男性よりも多いことは共通しているため、片頭痛の悩みがあらわれた場合には速やかに適切な対策をとれるように準備しておくようにしましょう!

更に、この片頭痛の悩みは女性の中でも30~40代のホルモン量が大きく変動するようなタイミングに多くなる傾向があります。

また、30~40代の女性はホルモン量の変化以外にも、さまざまな事が原因となってプレッシャーを感じることが多くなるタイミングだったりもするのでより片頭痛の悩みが現れやすくなっているのです。

参考元:女性に多いといわれる頭痛持ち、そのわけは?

 

生理と片頭痛の関係性

片頭痛はホルモンバランスの変化ストレスなどが関係するため女性に多いと紹介しました。

ですが、実はそれ以外にも片頭痛の原因となってしまうものがあります!それが「生理」なのです。

生理と頭痛、一見全く関係性がないように見えるこの両者ですが、実は生理が原因となって片頭痛が起きてしまうケースは珍しくありません。

そこで、ここからは生理の時に起きてしまう月経時片頭痛やその特徴などについて紹介していきます。

 

月経時片頭痛とは

月経時片頭痛生理が近づいてきたタイミングで片頭痛が出たり、生理中に片頭痛が起きるという女性は珍しくありません。

これは片頭痛に女性ホルモンが関係していると考えられているためです。

生理の周期によって女性ホルモンの分泌量が増えたり減少しますが、排卵のタイミングや月経前に急激に低下します。

このホルモン分泌の急激な変化によって片頭痛が引き起こされてしまうわけです。

そのため、月経前後に起きる片頭痛ということで「月経時片頭痛」という名称で呼ばれます。

普段は片頭痛が起きないという女性であっても、月経時に片頭痛が起きてしまうというケースは珍しくありません。

出産などでホルモンバランスに急激な変化の訪れやすい30~40代以降の女性に多くなるに多い片頭痛ですが、それ以外に上記のような生理時のホルモンバランスの変化による片頭痛もあるのです。

 

月経時片頭痛の特徴

月経時片頭痛月経前や月経時に起こる片頭痛である「月経時片頭痛」には通常の片頭痛とは違った特徴があります。

そのため月経時片頭痛の特徴を適切に把握しておくようにすれば、月経時片頭痛ということを自覚するキッカケになるため適切に特徴を把握しておくようにしましょう!

月経時片頭痛の特徴は以下の通り

  • 痛み止めの薬が効きにくい
  • 痛みがあらわれる前の前兆がないことが多い
  • 頭痛があらわれている時間が長い
  • 頭痛以外の吐き気などの症状が強く上に重症化しやすい
  • 痛みが改善した場合でも再発しやすい

特徴的なものとしてはやはり前兆症状がないというもの。

また、月経時片頭痛とPMS(月経前症候群)の頭痛は別ものであるため、適切にそれぞれの頭痛の特徴などを把握して自身の頭痛が何の頭痛であるのかを把握して対策するようにしましょう。

 

低用量ピルと片頭痛

低用量ピル現在、避妊やPMSの改善など、さまざまな用途で低用量ピルは使われています。

ですが、片頭痛がある女性は低用量ピルを使うことができないということは、覚えておく必要があります!

特に、前兆があるようなタイプの片頭痛の場合は低用量ピルを使用してしまうと血栓症のリスクが高くなってしまいます。

血栓症はその名の通り、血管の中で血が固まってしまい血管を栓することによって血の巡りが止まってしまうものです。

この血栓症は脳梗塞など命に危険がリスクを孕んでいるため、前兆がある片頭痛を持っている方が低用量ピルを使用することは避けなければなりません。

ですから、婦人科などを受診する場合には、問診時や診察時に前兆がある片頭痛があるということを必ず伝えるようにしましょう。

そうすることで、治療のために低用量ピルを処方されることがなくなり、気づかないまま最悪のケースに陥っているといったことを避けられます。

参考元:エストロゲンを含む低用量ピル-片頭痛と重篤な合併症の関連

 

片頭痛が起こりやすいタイミング

更年期の女性ホルモン減少月経時片頭痛は生理時の適当なタイミングで起きるというものではありません。

既にお伝えしている様に女性ホルモンの分泌に波ができる時に起きやすくなります。

特に片頭痛が起きやすいタイミングとされているのが月経がはじまる数日前から月経が開始して2日目までと、排卵のタイミングです。

月経がはじまる前はエストロゲンの分泌が増えて、月経を機に分泌が大きく減少するため片頭痛が起きやすくなります。

同様に、排卵直後にもエストロゲンの分泌は大きく減少するため、こちらでも片頭痛が起きやすくなります。

エストロゲンの分泌が減少することで片頭痛が起きている様に見えますが、その前段階で分泌が増えている状態から急に減少しているというのがポイントです。

ですから、閉経などでエストロゲンの分泌がほぼなくなってしまうと、片頭痛の頻度も低下します。

 

妊娠中は発症しにくい

女性ホルモンが影響するとされる片頭痛ですが、女性ホルモンの分泌が多くなる妊娠初期には特にその傾向が強くなります。

ですが、妊娠初期は女性ホルモンの分泌は増えるものの、妊娠中期や後期になると女性ホルモンの分泌が安定していきます。

そのため、妊娠中期や妊娠後期になると片頭痛はあらわれにくくなっていきます。

基本的には生理前や生理開始後に片頭痛が起きやすくなるのと仕組みは同じになっています。

 

妊娠中に頭痛がした場合

妊婦妊娠中に片頭痛の発作が起きてしまった場合には、適切に治療を行う必要があります。

妊娠中は普段使うことができるような治療薬を使用することができない場合も少なくありません。

片頭痛の治療においても同じことがいえ、片頭痛薬として一般的に使われているようなものが使えなくなってしまう場合もあります。

ですが、全ての片頭痛薬が使えなくなるというわけではありません。妊娠中の片頭痛発作に対しては「アセトアミノフェン」などが用いられます。

また、妊娠中に片頭痛ではなく頭痛が起きた場合は「妊娠高血圧症候群」などが原因となっている場合があります。

そのため、妊娠中に頭痛が起きるようになった場合には、まずは病院で診察を受けて専門医に指示を仰ぐようにしましょう。

 

生理前や生理中の片頭痛の対策

女性の場合、生理前や生理2~3日目までに片頭痛があらわれる可能性が高くなっています

ここからはそんな生理前などに起きる片頭痛の対策法について紹介していきます。

生理時の片頭痛は一般的な片頭痛とは違って前兆などがあらわれることもなく、急に激しい痛みなどに襲われる可能性があるため事前に生理時の片頭痛対策について把握しておくことで、速やかに対処することが可能になります。

参考元:生理の時の頭痛

NSAIDsのような一般的な痛み止めを服用する

NSAIDs生理前や生理中の片頭痛であっても基本的には、平時にあらわれるタイプの片頭痛と対策法は変わりません。

もっとも多く取られている方法というのは痛み止めを服用する方法です。

痛み止めの種類は豊富ですが、一般的に用いられるのはNSAIDsと呼ばれる種類の痛み止めです。

NSAIDsの中でも生理時の片頭痛には、アセトアミノフェンなどが用いられることが多いです。

 

ただし、こちらのNSAIDsの痛み止めを服用したとしても、さまざまな理由で片頭痛に対して効果が出ない場合があります。

そうした時にはNSAIDsではない痛み止めを使用することが推奨されています。

 

トリプタン系の痛み止めを服用する

トリプタン系の痛み止め生理前や生理中の片頭痛でNSAIDsの痛み止めで頭痛がおさまらないという場合の対策法が、トリプタン系の痛み止めの服用なります。

トリプタン系の痛み止めは脳内物質であるセロトニンに作用することで、血管が収縮したり血管を広げる物質の放出を抑制します。

また、上記の血管の収縮などに関する作用以外に、炎症をしたりするのを抑えて片頭痛の辛い痛みを改善へと導きます。

トリプタン系の痛み止めを用いるという方法も片頭痛の対策法として非常に有効ではあるものの、それでも効果が不十分という場合には、片頭痛が起きないように予防して痛みそのものを起きないようにするといった方法が取られる場合があります。

 

予防療法

予防薬NSAIDsやトリプタン系の痛み止めを用いても片頭痛に対する効果を十分に得ることができなかった場合にとられる対策法となっているのが「予防療法」です。

これは、片頭痛を予防するための治療薬を服用することで、片頭痛が起きないようにするものになります。

NSAIDsやトリプタン系の痛み止めが効かないという方の場合でも、予防療法であれば片頭痛そのものを起きないように予防するので、痛みに悩むことがなくなります。

ただし、予防のために痛み止めなどを服用したりすると、薬剤性の片頭痛のキッカケになる場合もあるため、服用する期間などは適切に医師の指示に従うようにする必要があります。

 

まとめ

女性の中には生理の前や生理中にだけ片頭痛の症状があらわれるという方も少なくありません。

こちらのページではそんな生理痛と関係の高い頭痛である月経時片頭痛について

  • どのような頭痛なのか?
  • どういった特徴があるのか?
  • 生理時の片頭痛の対策法

といったことについて紹介しました。

男性の3倍は多いとされる片頭痛に悩む女性だからこそ、適切に片頭痛に対する対策を把握しておくことはQOLの向上にも繋がりやすいといえます。

また女性の場合は女性特有の生理時の片頭痛についても適切に把握しておくことも大切です。

生理が起きる前から頭痛があらわれて毎日の生活が大変になる…。そうした悩みをお持ちの女性は是非こちらのページを一度参考にしてみて、対策をしてみてください!