痛風になったら何科を受診すればいい?内科と外科どっちなの?

痛風になったら何科を受診すればいい?内科と外科どっちなの?何気ない毎日の中で、ある日突然、耐えられないほどの激痛に襲われる痛風。

そんな痛風発作は、発作が起きてから2~3日は歩くことができないほどの痛みに襲われることも珍しくありません。

こうして痛風を発症してしまった場合、病院に行くというのは誰もが考え付くことだと思います。
 
では、病院に行く場合、何科の病院に行けばいいのでしょうか?

こちらのページでは痛風になった場合に受診すべき診療科について紹介していきます。

 

痛風になったら何科に行けばいい?

総合病院
痛風になってしまった場合、受診すべき診療科として候補に挙がるのが内科外科です。

さまざまな病気に対応している内科を受診することで痛風の対応もしてもらえそうな気はします。

ですが、足の親指などの関節に症状があらわれる痛風なので、整形外科を受診するのが良いと考える人もいるでしょう。

ここでは、それぞれの診療科を受診すべき人を基準に紹介していきます。

 

一般内科

痛風になった場合に受診する診療科として候補に挙がる内科ですが、この内科を受診すべき人は痛風の発作があらわれる前の人です。

例えば、健康診断を受けた結果、尿酸値が高い状態の方や痛風と診断された方が該当します。

痛風の検査や治療については、一般的な内科以外に循環器内科などの他の内科でも診察を受けることが可能となっています。
 
そのため、尿酸値が高くて痛風が心配といった場合には、まず内科を受診するようにしましょう。

その上で、痛風対策を行うことで辛い痛風発作が起きる前に改善へと導くといったことも可能となります。

 

整形外科

痛風は整形外科でも診察を受けることができます。

一般内科との使い分けは、痛風発作の痛みがでているかどうかになります。

既にお伝えしている様に、発作が起きていないような状態では一般内科を受診し、痛風発作があらわれているような場合は整形外科を受診するようにしましょう。

痛風の診断は関節中の尿酸結晶の有無になるため、レントゲンなどの医療機器が揃っている整形外科での診察が適しているといえます。

 

痛風の治療方法

痛風になってしまった場合、複数の治療を行う必要があります。

何かしらの治療だけで痛風を完治させるということはできないため、適切に痛風治療について把握しておくようにすることが、痛風治療を進める上で非常に重要です。

参考元:痛風・高尿酸血症

 

痛風発作の緩和を治療する

痛風の発作があらわれているような場合、まず行われるのがこの痛風発作の痛みを緩和するための治療です。

多くの場合、痛みの原因となっている炎症を抑えるための治療薬が処方され、これを服用することで痛みを緩和させていきます。
 
また、痛みの緩和にはステロイドの関節注入なども行われます。

痛みを緩和する治療薬以外に、白血球などの働きを抑えて痛風の痛みを予防したり、緩和するための治療薬を用いる場合もあります。

痛風発作が起きてしまっている場合は、まず上記のような治療薬を用いて痛みを緩和した上で、痛風の原因となる高尿酸値に対する対策を進めていきます。

 

高尿酸血症を治療する

痛風発作の痛みを改善した後に、とられる治療方法がこちらの高尿酸血症の治療です。

高尿酸血症というのは、血液中の尿酸値が正常な状態と比べて高い状態を指します。

尿酸値は健康な方の場合、7.0mg/dLまでが基準値となります。

ですが、尿酸値が7.0mg/dLを超えてしまうと高尿酸血症と診断されます。
 
この基準値を超えた尿酸が関節に蓄積してしまうことによって痛風発作は起きてしまいます。

そのため、痛風を改善するにはこの高い状態の尿酸値を下げていくことが重要になります。

この高尿酸血症を改善するための方法としては、食事療法が基本となります。

食生活を改善してくことで、徐々に尿酸値が低い状態になるようにしていきます。

参考元:高尿酸血症

 

尿酸降下薬を使って尿酸値を下げる

尿酸値が非常に高い場合、具体的には尿酸値が8.0mg/dL以上で尿酸降下薬の使用が検討され、尿酸値が9.0mg/dL以上で尿酸降下薬の服用が必要になります。

尿酸降下薬とはその名の通り尿酸を下げるために用いられる治療薬で、尿酸が作られるのを抑える薬と尿酸の排出を促す治療薬の2種類があります。

尿酸が作られるのを抑える薬としてはアロプリノールやフェブキソスタットが使用され、尿酸の排出を促す治療薬としてプロベネシドなどが用いられます。
 
どちらの治療薬が用いられるかは治療方針や、治療を受ける方と治療薬との相性によって変わってきます。

これらの治療薬を用いて尿酸値が6.0mg/dL以下になるまで治療が継続され、その後はその数値を維持するための治療が継続されることがほとんどです。

 

痛風の治療にかかる期間や費用はどれくらい?

お金で悩む男性
痛風の発作が起きてしまった場合、治療にかかる費用はどの程度になるのでしょうか?

基本的に痛風の発作を治療する場合、検査費用なども含めて保険診療で5,000~7,000円の費用が必要になります。

3割で上記の費用が必要になるため、10割負担の場合は3倍近い費用が必要になると考えてください。

痛風発作の治療にかかる期間については、4~10日となっています。

そのため、痛風発作の治療だけで考えた場合、治療にかかる期間は4~10日で、必要になる費用は5,000~7,000円となります。

 

ただし、発作の改善後の高尿酸血症の治療を行う場合は、更に長い治療期間や費用が必要になる点には注意が必要です。

 

痛風の治療費用を安く抑える方法

痛風の発作が起きた場合の治療は5,000~7,000円の費用が必要になるとお伝えしました。

ですが、この費用を更に安価にする方法がいくつかあります。

それらの方法を把握しておくことで、必要になる費用を抑えることができるため、是非把握しておくようにしましょう。

 

予防するための行動を起こす

痛風発作が起きてしまった場合の治療にかかる費用を抑えるための方法として、もっとも簡単かつ重要なのが発作を予防するということです。

痛風発作そのものが起きなければ、そもそも治療が必要なくなるので費用を支払う必要もなくなります。

そのため、痛風の発作が起きないように日頃から気を付けるようにすることが何よりの方法といえます。
 
具体的な対策としては、痛風の原因となる尿酸のもととなるプリン体の摂取を控えたり、ストレスや運動不足などの生活習慣を改善するといったものがあげられます。

これらの方法は日常生活の中で行える対策となるため、是非取り入れるようにしましょう。

 

通販サイトで治療薬を購入する

痛風発作の治療にかかる費用を抑える方法は発作が起きないようにすることだけではありません。

発作が起きた時に使用される治療薬を通販サイトで購入するというのもひとつの方法になります。

基本的にこうした治療薬はドラックストアなどでは手に入れることができないため、病院で処方してもらうか通販サイトで購入するかという選択しかありません。
 
ですが、通販サイトの場合、ジェネリック医薬品の取り扱いも豊富なうえ、診察費用や検査費用などが必要ないため、安価に抑えることが可能になります。

 

ココロ薬局で取り扱っている通風治療薬

通販サイトを利用して痛風の治療薬を購入することで治療にかかる費用を抑えることができるとお伝えしました。

そこで、ここからは実際にココロ薬局で取り扱っている痛風の治療薬をいくつか紹介したいと思います。

 

ザイロリック・ジェネリック

ザイロリック・ジェネリックはBristolやCrescent Pharma、Almusが製造・販売している高尿酸血症治療薬です。

日本国内で処方されているザイロリックと同じ有効成分を配合したジェネリックで、有効成分にはアロプリノールが配合されています。

このアロプリノールは尿酸が作られるのを抑制することで尿酸値を下げて痛風の発作を抑制します。
 
価格は1箱84錠入りが3,460円(1錠あたり41円)となっています。
 

 

フェブトップ

フェブトップはインドのムンバイにある製薬会社のHealing Pharmaが製造・販売する痛風治療薬です。

有効成分として配合されているのはフェブキソスタットで、日本でも同じ成分を配合した治療薬がフェブリクといった名称で処方されています。

フェブキソスタットは尿酸を作る酵素の働きを阻害することで尿酸値を下げる働きがあります。これによって痛風の発作を予防します。
 
価格は1箱30錠入りが4,360円(1錠たり145円)となっています。
 

 

コルヒチン

コルヒチンはAspenが製造・販売する痛風の発作緩和・予防薬です。

有効成分として配合しているのはコルヒチンで、日本でも同様の成分を配合したものが処方されているため安心してお使いいただけます。

有効成分であるコルヒチンは顆粒球の遊走阻害などの作用があり、この作用によって炎症を抑制することで痛風発作の痛みを緩和します。
 
価格は1箱30錠入りが4,460円(1錠あたり149円)となっています。
 

 

まとめ

こちらのページでは痛風になった場合に受診すべき診療科などについての情報を紹介してきました。

痛風かもしれないといった場合や、痛風の発作があらわれた場合は一般内科や整形外科を受診することでスムーズな痛風の対策が可能となります。
 
また、痛風を治療する場合には、痛風の状況によって治療法が変わります。

発作が起きている場合は痛みを和らげる治療、発作が改善した後は原因となる尿酸値を下げる治療、尿酸値が高すぎる場合は治療薬を用いた治療といったように、それぞれに適した治療法があります。

そのため、痛風の発作で病院に行って、発作がおさまったからといって治療が終わるわけではないということは覚えておくようにしましょう。

長期の治療が必要になることもある、痛風の治療はネット通販を活用することで安価に抑えることができるため、上手にネット通販も活用して治療を進めましょう。