水虫は毎日履いている靴が原因に!?水虫対策の靴ケアを紹介!

水虫は毎日履いている靴が原因に!?水虫対策の靴ケアを紹介!水虫は靴が原因で発症すると聞いたことがある人もいるでしょう。
実際、靴の中は菌が繁殖しやすい環境であるため水虫を発症しやすくなります。
そのため、正しい靴のケア方法について把握しておいたほうがよいでしょう。
また、水虫の感染源は靴だけではないため、日常から予防することが大切です。
 
今回は、水虫の原因や感染しないための靴のケア方法について解説します。
靴のケア以外の予防策についても解説するため、水虫を予防したい人は参考にしてください。

 

そもそも水虫とは?

水虫水虫は白細菌(はくせんきん)と呼ばれる真菌に感染することで発症する皮膚感染症です。
主に足に感染し、高い湿度の環境や蒸れやすい状況で発症しやすくなります。
症状はかゆみや赤み、水疱、皮むけなどがあらわれるだけでなく、部位によってはひび割れや乾燥を伴うこともあります。
 
水虫は感染力が強く、感染している人に触れたり物を介して感染するため注意が必要です。
水虫は趾間型(指の間にあらわれるタイプ)、角質増殖型(足の裏やかかとあらわれ、乾燥やひび割れるタイプ) 、小水泡型(足の水泡や痒みあらわれるタイプ)という3つのタイプがあります。
それぞれのタイプに対して、正しい治療法を選ぶことが重要です。

 

水虫の原因

スリッパ水虫は、特定の環境下で感染しやすくなります。
まず、湿度が高く暖かい環境は水虫が繁殖しやすい条件です。
通気性の悪い靴を履くことが多い人は、足が蒸れやすく、菌が繁殖しやすくなります。
また、共有する靴やスリッパ、タオルなども感染源となるため、家庭内や職場での共有は注意が必要です。
特に、家族に水虫の人がいる場合、その人が使用した物体に接触することで感染する可能性があります。
 
さらに、免疫力が低下している人や、糖尿病、高血圧などの基礎疾患を持つ人は、水虫に感染しやすくなります。
このように、水虫に感染しやすい環境には、湿度や温度、他人との接触、そして個人の健康状態が大きく関わっています。

 

靴が原因で水虫になりやすい人の特徴

先述した通り水虫の原因である白細菌は、湿度の高い環境下で増殖します。
そのため、足が蒸れやすい靴は、感染の原因となりやすいです。
特に以下のような人は、水虫に感染しやすいでしょう。

  • 長く靴を履く人
  • 冬場にブーツを履く人

ここでは、それぞれの特徴について解説します。

 

長く靴を履く人

長時間靴を履く人は、水虫になりやすい傾向があります。
その理由は、靴の内部が湿気や汗で蒸れやすくなりますからです。
特に、密閉された靴を長時間履くことで、足の皮膚が湿った状態が続き、白癬菌が繁殖しやすい環境になります。
白癬菌は、湿気が多く温かい場所を好み、靴のなかはその条件にぴったりです。
 
また、靴を長時間履くことで足が疲れたり、圧迫されたりすることにも影響します。
これにより皮膚のバリア機能が低下し、細菌が侵入しやすくなります。

 

冬場にブーツを履く人

冬場にブーツを履く人は、水虫になりやすい傾向があります。
その理由は、ブーツの素材は通気性が悪く、湿気がこもりやすくなるからです。
特に革のブーツは、外部からの水分をシャットアウトするので、内部の湿気が逃げにくいです。
このため、足が汗をかいた際に湿った状態が長く続き、白癬菌が繁殖しやすくなります。
 
冬場にブーツを履く際は、通気性のよい靴を選んだりこまめに脱いで足を休めたりすることが重要です。
また足を定期的に洗浄して乾燥させることで、水虫のリスクを軽減できます。

 

水虫にならないための靴のケア方法

インソール水虫にならないための靴のケア方法には、いくつかのポイントがあります。
まずは、靴を清潔に守ることです。
靴を履いたあとは靴の内部を乾燥させるために、風通しのよい場所に置くことが大切です。
湿気が残ると、菌が繁殖しやすいため、靴の内側を乾燥させる工夫をしましょう。
 
次に、靴の素材に注意を払うことも重要です。
通気性のよい素材の靴を選ぶことで、足の蒸れを防ぎます。
特に合成皮革やゴム製の靴は蒸れやすいので、天然素材の靴を選ぶとよいでしょう。
 
さらに靴のインソールもこまめに交換し、清潔を保つことが効果的です。
使い古したインソールは菌の温床になるため、定期的に新しいものに交換することをおすすめします。
足汗をかきやすい人は、吸湿性の高いインソールを使うとよいでしょう。
 
最後に、靴のケアには専用の消臭スプレーや抗菌スプレーを使うのも有効です。
これらを使用することで靴内部の湿気や臭いを抑え、清潔な状態を避難可能となります。

 

水虫にならないために靴以外で気をつけること

水虫を防ぐためには靴のケアだけでなく、日常生活のなかでさまざまなポイントに注意する必要があります。
ここでは、靴以外で気をつけるべきことについて解説します。

 

足は常に清潔にする

水虫を防ぐために最も基本的なかつ重要な対策は、足を清潔に保つことです。
毎日、石鹸を使って足をしっかり洗い、特に指の間やかかとの部分は丁寧に洗いしましょう。
汗をかく季節や運動のあとは、特に注意が必要です。
 
また、洗ったあとはしっかりと乾かすことも重要です。
湿った状態が続くと真菌が活動しやすくなりますので、タオルでしっかりと水分を拭き取りましょう。

 

通気性のよい靴下を履く

通気性のよい靴下を選ぶことも、水虫の予防に役立ちます。
綿やウールなどの天然素材で作られた靴下は、汗を吸収しつつ通気性もよいため、湿気がこもりにくい特徴があります。
これに対して、ナイロンやポリエステルなどの化学繊維でできた靴下は、通気性が悪く、汗をこもらせやすいので注意が必要です。

 

家を掃除する

家のなかで足が触れる部分や湿気が多い場所は注意が必要です。
カーペットや畳、バスルームなどは湿気が多く、真菌が繁殖しやすい環境です。
水虫を予防するために定期的に掃除を行いましょう。
 
特にバスルームは水分をしっかり拭き取ることが重要です。
また、スリッパやバスタオルの共用も避けましょう。

 

身近で水虫の人がすぐに治療させる

身近に水虫の人がいる場合、早期に治療をすることが重要です。
先述した通り、水虫は感染確率が高いため、身近の人が水虫を発症していると自身にも感染する可能性が高いです。
また、水虫の人が使用していたバスタオルやスリッパなどは、共用しないようにしましょう。

 

まとめ

水虫は、白細菌と呼ばれる真菌が足の指の間やかかとに感染して発症する病気のことです。
白細菌は湿度が高い靴の中では特に繁殖しやすくなります。
特に長時間靴を履いている人や冬場にブーツを履く人は足が蒸れやすいため注意が必要です。
 
通気性のよい素材の靴を選んだり、インソールをこまめに変えたりするなどこの記事で紹介した靴のケアを行いましょう。
水虫を予防するためには足を清潔にしたり、通気性のよい靴下を履いたりするなど靴以外の予防も行うことが大切です。
水虫は感染力が強いため、身近に水虫の人がいたらすぐに治療を開始することが自身への感染を防ぐのにも必要不可欠です。
靴のケアや水虫の予防をする場合は、是非こちらのページをお役立てください。