水虫になる原因とは? 予防・対策方法をご紹介!
水虫は感染確率が高く日頃から予防しておくことが大切です。
多くの方が利用するシャワーやプールなどは、特に注意する必要があります。
しかし、水虫の効果的な予防方法についてわからない人もいるでしょう。
そこで今回は水虫の症状や原因、予防や対策方法を紹介します。
感染確率が高い水虫を発症しないためにも、この記事を参考にしてください。
水虫になるとどうなる?
水虫の症状は大きく以下の3つがあります。
- 趾間型
- 角質増殖型
- 小水疱型
最も一般的に見られるのは、足の指の間に発症する「趾間型」で、赤くジュクジュクとなって皮膚ふやけたり皮膚が白くふやけたりする症状が起こります。
「角質増殖型」では、足の裏全体にカサカサと乾燥したり、厚い角質ができて皮膚がむけてひび割れが起きたりする症状があらわれます。
「小水疱型」は、足の裏の土踏まずやふちに小さな水疱ができます。
水虫の特徴的な症状である強いかゆみがあらわれるのは上記のうち趾間型と小水疱型です。
水虫は自然治癒しにくく放置すると症状が悪化するため、早めの治療が推奨されます。
水虫になってしまう原因
水虫になる原因は、白癬菌というカビの一種が皮膚に感染することです。
汗をかきやすい靴の中や共用のシャワールーム、プールや更衣室など裸足で過ごす場所が感染源となりやすいです。
白癬菌は目に見えないほど小さいため直接接触するだけでなく、人が歩いたり接触したりした場所に菌が残って人に感染することもあります。
さらに、免疫力が低下している場合や糖尿病などの持病がある人は、白癬菌に対して抵抗力が弱くなり感染しやすくなります。
水虫にならないためにできる予防方法・対策方法
水虫の感染を防ぐためには日常の習慣を改善して予防対策を徹底することが重要です。
ここでは、水虫を防ぐためにできる効果的な方法を詳しく解説します。
足を石鹸でしっかり洗う
水虫予防の基本は足を清潔にすることです。
毎日足を石鹸でしっかり洗って汚れや菌を排除することが重要です。
特に指の間やかかと、足の裏など湿気がたまり可能な部分は入念に洗う必要があります。
洗う際には、ぬるま湯を使ってしっかり泡立った石鹸で足全体を洗い最後に十分にすすぐことがポイントです。
特に公共のシャワールームやプールなどの白癬菌が蔓延しやすい場所に行ったあとはしっかりと洗うように心がけてください。
また、足を洗うときに使うタオルや洗浄具は専用のものを使うことがおすすめです。
濡れたタオルに菌が繁殖しやすいため、使いまわしは避けましょう。
足は蒸れたまま放置しない
足が蒸れて湿った状態は白癬菌が繁殖しやすい環境といえます。
特に夏場や長時間靴を履いているときなどは、足が蒸れやすいため定期的に靴を脱ぎ、足を乾かす習慣をつけるようにしましょう。
仕事中や外出先で靴を脱ぐのが難しい場合は、休憩中にしばらく靴を脱いで風通しのよい場所で足を乾かすのが効果的です。
制汗剤を使用することも有効です。
制汗剤は足汗を抑えて湿気を軽減して白癬菌の繁殖を防ぐことができます。
サンダル・スリッパを共有しない
水虫の感染は感染部位の直接的な接触だけでなく、物を介した接触でも感染します。
特に、サンダルやスリッパなどを他人と共用することは、白癬菌がほかの人から感染するリスクが高まります。
家族や友人同士であってもサンダルやスリッパの共用は避け、専用の履物を用意することが推奨されます。
特に公共施設やジム、更衣室などの場所では共用のサンダルやスリッパを使う機会が多いため注意が必要です。
自分専用のスリッパやサンダルを持参することで、間接的な接触感染を防ぐことができます。
靴下は吸湿性に優れたものを選ぶ
水虫予防には、足の水分をコントロールすることが重要です。
湿度の高い環境は白癬菌の繁殖を促進するため、吸湿性に優れた靴下を選び湿度を高めないようにすることが有効です。
特にコットンやウールなど通気性があり汗を吸収する素材の靴下を選ぶことで、効果的に足が蒸れるのを防げます。
また足に汗をかきやすい場合は、1日1回以上靴下を交換することもおすすめです。
特に夏場や運動後など汗をかきやすい状況では、汗を吸った靴下をそのまま履き続けると足が蒸れてしまいます。
こまめに靴下を交換し、常に乾燥した状態を心がけることが水虫予防に効果的です。
さらに、靴下自体も清潔に保つことが重要です。
洗濯後は完全に乾かしてから使用し、湿った状態の靴下を履かないように注意しましょう。
通気性が優れた靴を選ぶ
靴の選択も水虫予防には大きな影響を与えます。
通気性がよい靴を選ぶことで足が蒸れるのを防ぎ、白癬菌の繁殖を防ぐことができます。
特に革靴や合成皮革の靴は通気性が悪く足が疲れやすい傾向があるため、長時間履く際には注意が必要です。
メッシュ素材の靴は通気性がよいため、足が蒸れるリスクを減らすことができます。
また、頻繁に靴を履き替えることも有効です。
靴を履き続けると靴のなかが湿気で満たされてしまい、菌が繁殖しやすくなります。
複数の靴をローテーションして使用し、靴自体が乾燥時間を確保することが重要です。
さらに靴のなかを取り外して乾かす、除湿剤を靴のなかに入れておくなどの工夫も、水虫予防に役立ちます。
身近に水虫の人がいれば治療する
身近に水虫の人がいる場合、感染リスクが高まるため、その人が早期に治療を開始することが重要です。
水虫はスリッパやバスマット、床などから簡単に広がって治療を受けずに放置すると菌が増殖して家族全員に感染するおそれがあります。
また、症状が進行すると治療が長期化することがあるため、早めに皮膚科を受診して適切な抗真菌薬で治療を行うことが大切です。
部屋の湿度を管理する
水虫を予防するためには、部屋の湿度管理も重要です。
特に梅雨時期には、室内が蒸しやすくカビや細菌が増えやすくなります。
室内の湿度を管理する際には、除湿機やエアコンの除湿機能の活用がおすすめです。
特に、浴室や洗濯物を干す部屋は湿気がこもりやすいので、除湿機を使って湿気を下げることが推奨されます。
適度に換気を行うことで湿気を逃がし、新鮮な空気を取り込むことも効果的です。
さらに、湿気を吸収するアイテムを部屋に置いておくことも有効です。
シリカゲルや炭、除湿剤などをクローゼットや狭いスペースに置いておくと湿気を吸い取られるので、菌の繁殖を防ぐことができます。
そうすることで白癬菌の増殖リスクを減らし、部屋全体の清潔さを優先することが可能です。
まとめ
水虫は、白癬菌というカビの一種が皮膚に感染し増殖することで発症します。
皮膚がふやけたり、反対に乾燥してカサカサになったりするなどの症状があらわれます。
水虫は、共用のシャワールームやプール、更衣室などで感染しやすいです。
水虫の感染の予防には、以下の方法が効果的です。
- 足を石鹸でしっかり洗う
- 足は蒸れたまま放置しない
- サンダル・スリッパを共有しない
- 靴下は吸湿性に優れたものを選ぶ
- 通気性が優れた靴を選ぶ
- 身近に水虫の人がいれば治療する
- 部屋の湿度を管理する
この記事を参考に水虫の予防を実施してみましょう。