プロペシアの副作用は?副作用の対処方法と服用前に注意すべきこととは?
AGAによる薄毛を改善するための治療薬「プロペシア」は現在、幅広い方に活用されており、AGA改善の高い実績を残しています。
そんなプロペシアも当然ながら副作用はあります。
そこで、こちらのページではプロペシアの副作用や副作用があらわれた時の対処方法などについて紹介していきたいと思います。
これからプロペシアを使ってAGAを改善しようと考えている方や現在プロペシアを服用しているという方は、是非一度ご覧ください。
目次
プロペシアの副作用にはなにがある?
AGA治療薬であるプロペシアも医薬品成分を配合しているので、副作用はあるとお伝えしました。
では実際に、プロペシアを服用した時にあらわれる可能性がある副作用とはいったいどのようなものがあるのでしょうか?
プロペシアの副作用としては大きく下記の3つの種類に分類することができます。
- 生殖系の副作用
- 肝臓の副作用
- その他の副作用
ここからは、上記それぞれの副作用について、詳しく紹介していきたいと思います。
生殖器系に対する副作用
プロペシアの生殖系に対する副作用として、もっともあらわれる頻度が高いのが「リビドー減退」です。
性欲そのものが低下してしまうという副作用であり、この副作用が原因となって夫婦生活がレスになってしまったりするという可能性もあります。
更に、プロペシアは性欲を低下させるだけにとどまらない場合もあります。
プロペシアを服用した1%未満の方にED(勃起不全)や射精障害、精液量の減少といった副作用があらわれたりします。
更に稀なケースとしては、睾丸通や男性不妊、精子濃度の減少や無精子症といったものもあります。
副作用としてあらわれる射精障害とはEDなどとは違って勃起はするものの、早漏や重度の遅漏、逆行性胃射精など射精に関するさまざまな問題があらわれる性機能障害のひとつです。
参考元:射精障害について
肝臓に対する副作用
プロペシアは生殖系以外に肝臓にも副作用があらわれる場合があります。
プロペシアの服用によってあらわれる肝臓の副作用としてはAST ALT、γ-GTPの上昇です。
プロペシアの副作用で肝臓に障害が起きることでアミノ酸の代謝に関わる酵素のASTやALTが血液中に放出されます。
その結果、血液中のASTやALTの値が上昇します。
また、タンパク質を分解する酵素のγ-GTPも同様に、肝臓に障害が起きたりすることで血液中に放出されるため、血液中のγ-GTPの値が上昇します。
上記の副作用があらわれる頻度は不明となっており、非常に稀です。
また、同様に頻度不明の副作用として肝機能障害が報告されています。
いずれも、頻度自体は非常に低いものですが、肝機能障害は命に関わる危険性があるため、注意しておく必要があります。
その他の副作用
プロペシアを服用した時には、上記以外にもさまざまな副作用があらわれる可能性があります。
あらわれる副作用としては、乳房の圧痛や乳房の肥大、抗うつ症状やめまいなどがあります。
また、痒みや蕁麻疹、血管浮腫などのアレルギー系の副作用があらわれるケースもあります。
ですが、上記の副作用はいずれも発現頻度は不明となっており、非常に稀な副作用であるため、基本的には安心してプロペシアを使えると考えて問題ありません。
重大な副作用:肝機能障害
プロペシアを服用する上で、一番気を付けなければならない副作用となっているのが肝臓の副作用のところでもお話した肝機能障害です。
肝機能障害は重篤な副作用であり、この肝機能障害が進行してしまうと黄疸や肝硬変、肝不全などに発展して命に危険が及ぶこともあります。
更に、肝臓の副作用は自覚症状に乏しく、症状があらわれる頃には取り返しのつかない状態になっているという場合も珍しくありません。
そのため、プロペシアを服用している時は、定期的に検査などを受けたりすることで肝臓に異常がないかを適切に調べることが大切です。
プロペシアを服用すると髪が抜けた?これって副作用?
プロペシアは医薬品であるため、副作用があらわれる場合はゼロではないですが、中には副作用と勘違いされている症状があります。
それが「服用初期の脱毛」です。
薄毛を改善するための治療薬なのに髪が抜け落ちてしまうことで副作用と勘違いしてしまう人が多いのです。
実はこれは初期脱毛と呼ばれるものであり、成長が止まって抜け落ちるのを待っている状態の毛がプロペシアによって新たな髪に生え変わる準備段階へ入ったことを示す何よりの証明となります。
そのため、この初期脱毛はプロペシアの効果がでていることになるので、副作用と勘違いして服用を中止せずに、継続することが重要です。
プロペシアの副作用の発現率はどれくらい?
プロペシアを服用することで副作用が出る可能性はゼロではありません。
では、実際にどの程度の割合で副作用があらわれるのでしょうか?
最も高い副作用であるリビドー減退でも1〜5%未満の発現頻度となっており、ついで勃起不全や射精障害、精液量減少が1%未満となっています。
それ以外はいずれも頻度不明と更に低い割合となっており、まずあらわれる可能性はないと考えて問題がないレベルとなっています。
参考元:医療用医薬品:フィナステリド
副作用を感じた場合はどうすればいい?
プロペシアを服用することであらわれる可能性がある副作用。
発現頻度自体は非常に低いものですが、絶対に副作用があらわれないというわけではありません。
そのため、プロペシアを服用して副作用があらわれた時のための対策を知っておくと役立つ場合があります。
そこで、ここからはプロペシアの副作用の対策法について紹介していきます。
生殖器系の副作用があらわれた場合
プロペシアの副作用として、もっともあらわれやすいリビドー減退やED、射精障害などの生殖系の副作用の中でもEDが副作用としてあらわれた時の対処法としてもっとも効果的なのがED治療薬の活用です。
ED治療薬はプロペシアとの併用が可能な治療薬であるため、EDが副作用であらわれても対策することができるわけです。
AGA治療薬を通販サイトで購入することはもちろん、
ED治療薬も通販サイトで購入することができます!
ただし、リビドー減退や射精障害などの副作用に関してはED治療薬の服用では改善することはできません。
そのため、別途対策を立てる必要がありますが、リビドー減退や射精障害などの症状が重すぎるといった場合には、医師へ相談するなどすることで改善することができる可能性があります。
肝臓に対する副作用があらわれた場合
肝臓の副作用があらわれた場合、基本的に自覚症状が出るケースはほとんどありません。
ですが、肝臓の副作用で症状があらわれた時は、既に危険な状態である可能性があります。
そのため、何かしら肝臓の副作用症状があらわれたという場合には、速やかに病院を受診して専門医の診察や検査を受けるようにしてください。
その他の副作用があらわれた場合
その他の副作用があらわれた場合はあらわれた副作用の症状によって対策は変わります。
過敏症系の副作用はプロペシアに対して過敏に反応してしまった結果出る症状であるため、プロペシアの服用を中断して医師に相談するようにしましょう。
無理して継続した場合、アレルギーが悪化してしまう場合があるため、無理をしないことが重要です。
服用する前に注意しておきたいこと
副作用があらわれる可能性がゼロではないからこそ、プロペシアを服用する前に注意しておきたい事がいくつかあります。
こうしたポイントを押さえた上でプロペシアの服用を開始することによって、副作用に悩まずに安心してAGAの治療にあたることができたりする場合もあります。
最初に服用する量を調整する
プロペシアの服用をはじめる前に注意しておきたいのが、プロペシアの服用量です。
プロペシアの用法用量は1日1mgとなっていますが、初めて服用するというような場合は、より少ない用量から服用を開始して、徐々に増やして1mgにするようにしましょう。
最初から1mgを服用することも可能ですが、最初から用量が多い場合は副作用のリスクが上がってしまいます。
そのため、副作用のリスクを最小限に抑えるために、徐々に増やしていくことが肝心です。
服用前に医師に相談する
プロペシアは少ない用量から服用しながら、自身に適した用量を調整することで、副作用のリスクを低減することが可能です。
また、プロペシアを服用する時は事前に医師に相談するということも有効な方法となっています。
プロペシアには服用してはいけない人(禁忌)や服用に注意が必要な人が設定されています。
自身がそれらに該当しないかどうかを医師に相談することで確認しておけば、より安心してプロペシアを服用することが可能になります。
まとめ
こちらのページではAGA治療薬として高い人気と実績を誇っているプロペシアの副作用に焦点を当て紹介してきました。
こちらで紹介した情報のポイントは下記のよっつ!
- プロペシアの副作用は生殖系、肝臓系、その他
- 初期脱毛は副作用じゃない
- 副作用にはそれぞれ対策法もある
- 事前の注意事項で副作用の対策も可能
プロペシアに限らず、医薬品を服用する場合には副作用のリスクがあります。
何もせずにプロペシアを服用しても、副作用の頻度は高くても5%未満となっているので、基本的にはそこまで気にする必要はありません。
ですが、万が一に備えて準備をした上で服用することでより安心してプロペシアの服用が可能となりますし、副作用があらわれても速やかに対処することが可能となります。
命に関わるような副作用があらわれる可能性は非常に低いですが、それでも対策を立てておくことはとても重要ですので、是非お役立てください。