薄毛治療に効果的な注射を種類ごとに徹底比較!自身に合った注射を選ぼう
薄毛の治療は、内服薬や外服薬などさまざまな方法がありますが、そのなかでも昨今注目されているのが注入療法です。
注入療法では、基本的に薄毛の治療薬を頭皮に直接注射します。
そのため、ほかの治療方法よりも高い効果に期待できます。
しかし、注射といってもメソセラピー治療やPRP毛髪再生療法などさまざまな種類があるため、どれがよいのか分からない人もいるでしょう。
この記事では、注射による薄毛治療である「メソセラピー治療」「PRP毛髪再生療法」「ヘアフィラー治療」の3つ効果について解説します。
薄毛治療を検討している人は、参考にしてください。
薄毛治療の注射1:メソセラピー治療
まずは、薄毛治療に効果的なメソセラピー治療について見ていきましょう
メソセラピー治療とは
メソセラピー治療は、髪の毛の成長を促進する薬剤成分を注射器で直接頭皮に注入する治療方法です
メソセラピー治療では、注射器のほかにも針付きのローラーやレーザー照射、炭酸ガスなどさまざまな投薬方法があります。
また、使用される成分もクリニックによって異なり、以下はその成分の一例です。
- ミノキシジル
- フィナステリド
- デュタステリド
- ケラチノサイト成長因子
- インスリン様成長因子
- 血管内皮細胞成長因子
- 繊維芽細胞成長因子
- 銅ペプチド
- コエンザイムQ10.
- ヒアルロン酸
上記の成分は発毛や育毛を促進する成分です。
AGA治療の内服薬と並行してメソセラピー治療を行えば、発毛までの期間を短縮できます。
なお、メソセラピー治療の相場費用は、1回あたり約5万円~10万円です。
メソセラピー治療の効果
メソセラピー治療には、以下のような効果があります。
- 薄毛の進行の抑制する
- 発毛を促進する
メソセラピー治療の注射に含まれるデュタステリドやフィナステリドなどの成分は、薄毛の進行を抑える効果があります。
薄毛の原因は、ジヒドロテストステロンという成分が男性ホルモン受容体と結合することです。
デュタステリドやフィナステリドは、このジヒドロテストステロンが作られないようにすることで、薄毛の進行を抑制します。
また、メソセラピー治療の注射に含まれているミノキシジルや成長因子などは、発毛を促進する効果があります。
さらに髪の毛を作り出すために必要な亜鉛やたんぱく質などの栄養素もメソセラピー治療の注射に含まれていれば、その効果はより高まるでしょう。
メソセラピー治療の副作用
メソセラピー治療には薄毛の進行を抑制したり、発毛を促進したりする効果がありますが、副作用が起きる可能性もあります。
以下のような副作用が考えられます。
- 患部の腫れやかゆみ
- 熱っぽさ
- しこり
- アレルギー症状
- アナフィラキシーショック
メソセラピー治療を行った直後は、注射した箇所に腫れや赤みなどが生じるケースがあります。
ほかにも熱っぽさやしこりをなども生じる可能性もあるでしょう。
しかし、こうした副作用は数時間から数日で治まるのが一般的です。
稀にアナフィラキシーショックが起きるケースもあります。
メソセラピー治療を検討する際は、副作用についての説明を受けておくことが大切です。
また、メソセラピー治療を行ったあとに上記のような副作用が続く場合は、医師に相談しましょう。
薄毛治療の注射2:PRP毛髪再生療法
PRP毛髪再生療法も薄毛治療に効果的です。
ここからは、PRP毛髪再生療法の概要や効果、副作用について解説します。
PRP毛髪再生療法とは
PRP毛髪再生療法は、髪の毛を強くし、さらに髪の毛が育ちやすいように頭皮環境を整える成分を頭皮に注入する治療方法です。
PRP毛髪再生療法は、自身の血小板に含まれる「成長因子」が持つ作用を活用して薄毛を治療します。
切り傷や打撲などのケガをした際には、自然と傷がふさがり完治していくでしょう。
これは、血小板の成長因子による作用であり、PRP毛髪再生療法はこの仕組みを応用した再生医療技術です。
PRP毛髪再生療法には、以下のような成分が含まれています。
- PDGF(血小板由来成長因子)
- TGF-β(トランスフォーミング成長因子)
- VEGF(血管内皮細胞増殖因子)
- EGF(上皮成長因子)
- IGF-1(インスリン様成長因子)
上記の成分が含まれたPRP再生医療は、髪の毛だけでなく皮膚治療や関節治療、歯周組織の再生医療などさまざまな治療で使用されています。
なお、PRP毛髪再生療法の相場費用は、1回あたり16万円前後です。
PRP毛髪再生療法の効果
PRP毛髪再生療法には以下のような効果に期待できます。
- ヘアサイクルを改善できる
- 抜け毛を減らせる
髪の毛には、成長期、退行期、休憩期の3つの周期を繰り返しながら生え変わっていきます。
これを「ヘアサイクル」と呼びます。
このヘアサイクルが乱れてしまい、生え変わりが始まる前に抜け毛が起こることをAGAと呼びます。
PRP毛髪再生療法では、自然治癒力を高めてヘアサイクルの乱れを改善する効果があります。
その結果、自然な発毛・育毛促進に期待できるでしょう。
また、PRP毛髪再生療法では、毛母細胞の寿命を伸ばす作用もあるため、太く抜けにくい髪の毛を作る効果もあります。
参考元:PRP毛髪再生療法
PRP毛髪再生療法の副作用
PRP毛髪再生療法は、副作用がほとんどありません。
PRP毛髪再生療法は、自身の血液からPRP(多血小板血漿)と呼ばれる組織修復能力を持つ成分を直接頭皮に注入します。
これにより傷んだ細胞を活性化させるという仕組みです。
この際には、自身の血液から採取したPRPを活用するため、副作用がないというわけです。
薄毛治療の注射3:ヘアフィラー治療
ヘアフィラー治療も薄毛治療に効果的です。
最後にヘアフィラー治療の概要や効果、副作用について解説します。
ヘアフィラー治療とは
ヘアフィラー治療とは、発毛の促進や抜け毛の抑制に効果がある数種類のペプチド成分を直接頭皮に注入する治療方法です。
ペプチド成分とは、複数のアミノ酸が結合したアミノ酸複合体のことです。
ヘアフィラー治療で使用されるペプチド成分には、毛母細胞の寿命を伸ばしたり、抜け毛の要因を抑制したりなどの働きがあります。
また、ヘアフィラー治療では、極細の針で注入するため、毛根まで直接成分を投与することが可能です。
これは薄毛治療の効果を発揮するうえでも有効です。
なお、ヘアフィラー治療は1回あたり5~6万円が相場といわれています。
ヘアフィラー治療の効果
ヘアフィラー治療には、主に以下のような効果があります。
- 発毛を促進する
- 抜け毛を抑制する
- 白髪を抑制する
ヘアフィラー治療では、衰えた毛根に直接ペプチド成分を注入します。
そのため、毛根が元気を取り戻して発毛を促進するだけでなく、抜け毛を抑制するのにも期待できます。
また、薄毛と直接は関係ありませんが、白髪を抑制するのにも有効です。
髪の毛の色が白くなるのは、毛母細胞内にあるメラノサイトの活動低下により、メラニン色素が作れないのが原因です。
ヘアフィラー治療により、ペプチド成分を注入すれば毛母細胞の働きを活性化させて、白髪の抑制できるでしょう。
ヘアフィラー治療の副作用
ヘアフィラー治療は、全身に副作用がでることはありませんが、注射した箇所の赤みやかゆみ、湿疹などの副作用が生じる可能性があります。
これらの副作用は一時的な症状であるため、数日から数週間で自然に完治するのが一般的です。
しかし、万が一、異常を感じたらすぐに医師に相談しましょう。
まとめ
注射による薄毛治療には、メソセラピー治療やPRP毛髪再生療法、ヘアフィラー治療などが効果的です。
メソセラピー治療は、髪の毛の成長を促進する成分の注入により、薄毛の進行や発毛を促進する効果があります。
PRP毛髪再生療法では、自身の自然治癒能力を活用してヘアサイクルの改善や抜け毛の減少に効果的です。
また、自身の血液から血小板を採取するため、副作用の心配はありません。
ヘアフィラー治療では、数種類のペプチド成分を頭皮に注入して発毛の促進や抜け毛の減少、白髪の抑制などの効果があります。
注入直後は、頭皮の腫れや赤みなどの副作用が起きますが、数日から数週間で治まるのが一般的です。
それぞれの方法ごとに違った特徴があるため、自身に合った治療法を上手に活用して薄毛を改善してみてはいかがでしょうか。

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