むくみの解消に即効性のある方法はなに?即効性のある薬や運動はコレ!

むくみの解消に即効性のある方法はなに?即効性のある薬や運動はコレ!何らかの原因で、顔がパンパンにむくんでしまった……。
足がむくんでつらい……。
今すぐにでもスッキリ治したいと思っている方も多いですよね。

そこで今回は、即効性のあるむくみ解消方法について解説します。
むくみを解消するための具体的な方法や、その中でも特に「すぐ治したいときにおすすめの方法」について具体的にまとめているので、ぜひチェックしてみてください。

即効性のあるむくみ解消方法にはなにがある?

むくんでいる女性
むくみを解消するには、適度な運動や水分補給を普段から心がけたり、普段からとる食事に気をつけたり、むくみやすい生活習慣をあらためたり……などいろんな方法があります。
そんな中、特に「今すぐにでも何とかしたい」というときに最適な方法とは?
代表的な方法をまとめてみました。

利尿剤

利尿剤とは、体の中にたまった水分を排出させる医薬品のことです。
具体的には、尿を積極的に生成させ、排出へと促すことで、むくみの原因となる余計な水分を体外に出すことができます。
服用してから1時間以内で利尿作用が働くという「即効性の高さ」が特徴ですが、体の水分が不足しているために起こるむくみには効果がないため、その点は注意しましょう。

ちなみに、医療用医薬品に指定されている利尿剤は、ドラッグストアなどでは購入できません。
医師の診察を受けて処方してもらうか、海外医薬品の個人輸入を活用しましょう。

漢方薬

漢方薬にも、利尿剤のような「体の水分を体外に排出させる」という効能を持っているものがあります。
漢方薬は自然由来の成分を原料とする「生薬」を組み合わせることで作られているのが特徴で、医療用医薬品に指定されている利尿剤などに比べると効果が緩やかです。

というわけで、利尿剤よりはやや弱いですが、即効性については、「飲んだ翌日には効果が出る」というものもあるため、利尿剤はあまり使いたくないという方にはおすすめといえます。

エクササイズ・ストレッチ

むくみの原因は、塩分のとりすぎや飲酒、冷えなどさまざまですが、とくに多いといわれているのが「長時間同じ姿勢をとる」ということです。
デスクワークや立ちっぱなしの仕事などは、血行が悪くなり、体内の水分が溜まりやすくなります。
その結果、むくみが生じてしまうわけです。

エクササイズやストレッチには「血流を良くする」という効果があり、むくみ防止に役立ちます。
腕を肩の高さまで上げて、前に伸ばしてから手をグー、パーと繰り返すだけの「グーパーストレッチ」なども効果的なので、こまめに体をほぐすということを意識してみましょう。

むくみの解消に期待できる利尿剤

ここでは、むくみ解消方法の中でも特に「利尿剤」について詳しく解説します。
通販サイトで購入できるむくみ解消に適した利尿剤をいくつか挙げ、それぞれの具体的な働きや個人輸入で購入する場合の価格などについてまとめてみました。

トーズヒール

トーズヒールの製造元はHealingPharmaというインドの製薬会社です。
有効成分はトラセミドで、尿管と膀胱をつなぐ「ヘンレループ」に作用して水分、塩分の再吸収を防ぎます。
この働きによって効果的に水分の再吸収を抑え、尿量を増やすことができます。

トーズヒールは日本国内で処方されている利尿剤「ルプラック」のジェネリック医薬品なので、効果や安全性の高さについては折り紙付きといえます。
なお、価格は1箱(200錠入り)6,060円、1錠あたり約30円となっています。

ルプラック・ジェネリック

ルプラック・ジェネリックは名称通り「ルプラック」のジェネリック医薬品です。
製薬元はIntasPharmaで、こちらもインドの製薬会社となっています。
有効成分はトラセミド。尿管をつなぐ「ヘンレループ」に作用し、水分や塩分などの老廃物を体の外に排出します。

先述の通り、上で紹介した『トーズヒール』と同じ有効成分を配合した利尿剤ですが、『トーズヒール』よりも安価に購入できるのが特徴です。
価格は1箱(100錠入り)2,260円、1錠あたり約23円となっています。

ムクミトール

ムクミトールも、「ルプラック」のジェネリック医薬品であるという点は上記の『トーズヒール』『ルプラック・ジェネリック』と変わりません。
製造元はAslepharmacenticalsというインド北部にある製薬会社です。

特徴としては、名前が『ムクミトール』とシンプルなので分かりやすいこと、パッケージなどは日本語表記になっていることが挙げられます。
海外製の医薬品ではありますが、より安心して購入できるでしょう。
なお価格は1箱100錠入りで2,160円、1錠あたり約22円となっています。

市販の利尿剤は効果がある?

疑問を浮かべる女性
実は、ドラッグストアなどで市販されている利尿剤があります。
しかし、医薬品と同等の効果を持った成分を含むことができないため、利尿作用自体はとてもマイルドになっています。
確かな効果が欲しいという方、また即効性を求めている方には向いていないこともあるので、使用する際は注意が必要です。

むくみの解消に期待できる漢方薬

ここでは、むくみの解消効果があると考えられる漢方薬を紹介します。
すでに紹介した『トーズヒール』などの医薬品に比べると効果は緩やかですが、即効性があるものも見られます。
では、実際にどのようなものがあるのか、見てみましょう。

五苓散(ごれいさん)

五苓散は、むくみのほかにめまい、吐き気、嘔吐、腹痛、頭痛といった症状に効果がある漢方薬です。
沢瀉(たくしゃ)、猪苓(ちょれい)、茯苓(ぶくりょう)、白朮(びゃくじゅつ)、桂枝(けいし)という5つの生薬を配合したものとなっています。
吐き気や頭痛などにも効果があることから、顔のむくみとともにそれらの症状に悩まされがちな二日酔いに対処するのにピッタリです。
翌朝に飲むだけでなく、二日酔い予防として事前に飲むこともできます。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

防已黄耆湯はむくみのほか、疲労、肥満による関節の腫れや痛みといった症状に効果があります。
基礎代謝を高める働きがあり、水分の代謝を促進します。つまり、体内に溜まりがちな水分を減らすことができるため、自然にむくみを解消することが可能です。
ただし、即効性という観点からするとやや弱く、1~2週間は飲み続けることが必要とされています。

むくみの解消効果が期待できるエクササイズやストレッチ

ストレッチする女性
長時間に渡って体を動かしていないと、体内に余計な水分や老廃物がたまってしまいがちです。
その結果、むくみが発生することになります。
それを解消するには、適度に体を動かす、つまりエクササイズやストレッチを行うのが効果的といえます。
ここでは、具体的にはどんなエクササイズやストレッチが効果的なのか解説します。

ワイドスクワット

ワイドスクワットは、ふくらはぎの筋肉を動かすストレッチです。
ふくらはぎの動きが少なくなってしまうと、血行不良が起こり、むくみが生じます。
「いつも同じ体勢で仕事をすることが多い……」という方はぜひこのワイドスクワットをやってみてください。

【方法】

  1. 脚を大きく開く(目安は肩幅の2倍)
  2. つま先を外側に向ける
  3. 背筋を伸ばして、胸を開いた状態を意識し、ゆっくりと腰を落とす

これを繰り返します。
腰を落とすときは、お尻を後ろへ引くようにし、かかとの体重を乗せるようなイメージで行うのがおすすめです。

かかと上げ

かかと上げは、ふくらはぎやすねの筋肉を動かすストレッチです。
このストレッチは、特に冷えからくるむくみにお悩みの方におすすめです。
デスクワークをされている方も簡単にできること、また「大きく動かなくていい」という点もポイントといえます。

【方法】

  1. 椅子を用意し、後ろに立つ(目安は30cmほど離れた場所)
  2. 椅子の背もたれに手を置く
  3. 両足のかかとを上げ2秒間キープ
  4. かかとを地面に下ろす

これを30回ほど繰り返します。可能であれば1日3回程度行うとよいでしょう。

実は効果があまりないウォーキング

ウォーキングには肥満解消、運動不足解消などさまざまな効果があり、むくみの「予防」にも効果的です。
しかし、実際にむくんだあとでそれを解消する方法としては、大した効果は見込めません
「解消」には、上記の「ワイドスクワット」「かかと上げ」などが有効だとされています。

日ごろから運動をすることはとても良いことですので、ウォーキングの習慣があるならぜひ続けていただきたいのですが、むくみの「解消」を目的とする場合は「ワイドスクワット」や「かかと上げ」を実施してみてください。

その他のむくみ解消方法

  • 利尿剤や漢方薬を飲む
  • エクササイズやストレッチをする

といった以外の方法でも、むくみは解消することができます。
ここでは、普段からできる「マッサージ」「入浴」「食事」といった方法について解説します。

マッサージ

マッサージには、以下のような効果があります。

  • 凝り固まった筋肉をほぐし、血流、リンパの流れを改善する
  • 代謝を改善し、老廃物を対外に排出する

血行不良やリンパの流れが滞り、体内で余計な水分や老廃物が溜まればむくみの原因になってしまいます。
ですが、マッサージを行うことで血行が促進され、リンパの流れが正常化するため、今あるむくみを解消したり、むくみにくくしたりすることができます。

入浴(湯船に浸かる)

適温の湯船にゆっくりとつかり、入浴することで血流が改善し、むくみを解消することができます。
特におすすめなのは、「半身浴」です。
熱すぎる温度はかえって血の巡りが悪くなってしまうため、温度はぬるめ(40℃程度)にとどめます。
そして、お湯の量は胸の下が浸かる程度に調整しましょう。
入浴しながらマッサージをするのもたいへん効果的なので、ぜひあわせて実施してみてください。

食べ物

食べ物が体内で消化されるまでには時間がかかるため、「即効性」を求めることはできません。
しかし、むくみやすい生活をしている方、とくに「塩分」をとりすぎてしまう方は、塩分を控えめの食事にするだけでも、むくみ対策に効果的です。

また、カリウムには余分なナトリウムを尿として排出する効果があるため、カリウムを多く含む食品(ほうれん草、きゅうり、長芋など)を意識して食べるとむくみ予防にも期待ができます。

まとめ

今回の記事では、むくみ解消の方法について解説しました。

むくみの早期解消には、利尿剤や漢方薬、エクササイズやストレッチが効果的です。
中でも、とくに確実なのは利尿剤を使用することです。
高い利尿作用を発揮するトラセミドを配合した医薬品は、ドラッグストアなどで手軽に購入することはできませんが、個人輸入代行サイトを使用すれば海外から取り寄せることが可能です。

ただし、普段の生活でむくみにくい体づくりをすることも大切なポイントです。
血行を良くするためにゆっくり入浴をしたり、お湯につかりながらむくみやすい部位のマッサージをしたりするのが効果的です。また、食事のメニューに注意するのも効果的です。ぜひ参考にしてみてください。