国承認の新型コロナの抗原検査キットのネット販売が開始
新型コロナウイルス感染症に感染したかどうかの有無を調べる方法はさまざまですが、これまでは病院などで検査を受けて陽性となれば感染というのが基本となっていました。
しかし、2022年8月には新型コロナウイルスの抗原検査キットのネット販売が解禁され、31日からネットでの販売が開始されています。
こちらのページではネット販売が始まった検査キットや、ネットで購入する時の注意点などについて紹介します。
抗原検査キットとは?
今回ネットでの販売が解禁されたのは新型コロナウイルスの抗原検査キットです。
抗原検査とは検査したいウイルスの抗体を使って、抗原を検出して行う検査方法です。
病院などで一般的に行われているインフルエンザの検査もこの抗原検査になります。
抗原検査を行えるキットを用いれば、自宅などでも簡単かつ15~30分という短時間でスピーディにコロナへの感染の有無を確認できます。
ただし、こちらの抗原検査では抗原検査では、抗原量が少なかった場合に陰性となってしまいます。
そのため、刻限検査の検出率は、PCR検査よりも劣ってしまうという点には注意が必要です。
その分、スピーディさと検査の手軽さという点では抗原検査キットが勝っています。
PCR検査との違いは?
抗原検査キットのネット販売が開始されていますが、そもそも抗原検査とPCR検査ではどういった違いがあるのでしょうか?
既に、抗原検査についてはお伝えしているので、こちらではPCR検査について紹介します。
PCR検査とはウイルスの持つ遺伝子を薬剤で増やして検出する検査方法となっています。
こちらの検査法であれば、ウイルスに感染してすぐにでも検出が可能であり、感染症の発症前に感染の有無を確認することも可能です。
ただし、こちらのPCR検査では検体を採取した場所にウイルスがいなかった場合は、ウイルスは検出されずに感染していない陰性という結果となってしまいます。
そのため、PCR検査を行って陰性となっても、後で再び検査をしてみると陽性になるというケースもあるのです。
抗原検査とPCR検査それぞれに特徴がありますが、手軽さという点では抗原検査が優れています。
そのため、検査キットを購入しておいて、定期的に検査を独自で行っていくようにすることで、感染に早く気付くことができますし、それによって感染を広げるリスクも抑えられます。
ネットで購入する時の注意点
国から承認された新型コロナウイルスの抗原検査キットのネット販売がスタートしていますが、ネットで検査キットを購入する場合にはいくつか注意しなければならないことがあります。
インターネットで抗原検査キットを購入できるため、普段仕事などで忙しい方でも手軽に利用することが可能となっていますが、こちらのネット販売では購入に際して入力した情報を薬剤師がチェックする必要があります。
そのため、夜に注文したらすぐに発送されるというようなことはなく、注文後に薬剤師が確認した後からとなってしまうため、若干のタイムラグが生じます。
また、購入に際して検査キットの適切な使用法などについてメールでの確認が行われることになります。
ネットでの購入はこうした手間が少しかかってしまいますが、適切に検査キットを使用しなかった場合、正確な検査を行えず感染を見逃すリスクとなってしまうため、ネットで購入する場合にはきちんと確認した上で、利用するようにしましょう。
また、ネットで購入した検査キットを用いた検査の結果、陽性となった場合、各自治体の設置する陽性者登録センター等への登録や医療機関の受診など自身で行わなければならないという注意点もあります。
これらの注意点を踏まえた上で、検査キットの購入して使用するようにしましょう。
感染対策をより万全に
検査キットのネット販売が開始されたことによって、自宅でも手軽に新型コロナの検査を行うことができるようになりました。
これによって、早期に感染を確認することができ、早期治療にも繋がります。
ネットで検査キットを、個人輸入で治療薬を購入しておくことで、自宅で感染の確認から治療まで全て行うことが可能となりました。
既に治療薬を輸入してコロナに備えているという方は、検査キットの購入でより万全な対策を行ってみてはいかがでしょうか。