抗うつ剤で「太る」はホント!?抗うつ剤の副作用と対策を知っておこう!

抗うつ剤で「太る」はホント!?抗うつ剤の副作用と対策を知っておこう!うつ病治療に必要不可欠となるのが「抗うつ剤」です。
無気力なうつ状態を改善するために抗うつ剤を使おうか考えている方の中には、抗うつ剤を服用すると太ってしまうといった噂が気になって使うことを躊躇ってしまう方も少なくありません。

特に、女性の中には自身の体系が気になって治療の一歩を踏み出すことができないという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、こちらのページでは抗うつ剤を服用することで太ってしまうのはなぜなのか?そして、その対策法について紹介します。

また、抗うつ剤を服用することによって起きる可能性がある副作用などについても紹介していきます。

抗うつ剤を使用すると太るってホント?

体重を気にする女性抗うつ剤を服用することで気になるのが太ってしまうということ。
では、抗うつ剤を服用することで太ってしまうっていうのはホントの話なのでしょうか?それともたんなる噂なのでしょうか?
実は、抗うつ剤を服用することで太ってしまうのはホントのことです。ただし、抗うつ剤を服用すれば絶対に太ってしまうというわけではなく、太りやすくなってしまいます。

では、抗うつ剤を服用すれば太りやすくなってしまうのでしょうか?
ここからは抗うつ剤を服用することで太りやすくなってしまう理由について紹介していきます。
また、抗うつ剤の中にも太りやすいもの、太りにくいものがあるため、それらの抗うつ剤についても紹介していきます。

そのため、抗うつ剤を服用しようか考えているけど、太ってしまうのが気になるという方は、是非ご覧いただきお役立てください。

抗うつ剤を使用すると太りやすい理由

セロトニン無気力や不安感などうつ状態を改善するという効果をもっている抗うつ剤ですが、この抗うつ剤を服用するとなぜ太りやすくなってしまうのでしょうか?

気分が沈んだ状態を改善する効果と、太りやすくなってしまうというのは全く関係ないような気もしますが、実はそういうわけではないのです。
これは、抗うつ剤の作用によって気持ちを落ち着けてリラックスさせるセロトニンと呼ばれる神経伝達物質を増やします。
セロトニンが増えると気持ちを落ち着ける作用を発揮することでうつ状態は改善へと向かいますが、セロトニンには、身体のエネルギー消費を抑えるために代謝を抑制する作用があります。
代謝の抑制によって、薬を飲んでいない時と比べて消費エネルギーが減少するため、普段と同じように食事などをしていても、摂取したエネルギーが消費しきれずに脂肪細胞に蓄積されることで太ってしまうのです。

こうした作用が抗うつ剤にはあるため、抗うつ剤を服用することで太ってしまうというケースは少なくないのです。

太りやすい抗うつ剤

抗うつ剤は種類によって太りやすさが違っています。
一般的には

1位 NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)

2位 三環系抗うつ薬

3位 SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)・四環系抗うつ薬

4位 SNIR(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

という順に太りやすいとされています。

セロトニン受容体とセロトニンが結びつくのを防ぐ作用を持つNaSSAは、食欲が増進してしまいます。これは、セロトニン受容体の一部が満腹中枢に存在しており受容体がブロックされると、満腹感を感じにくくなってしまうことで、食べ過ぎてしまうためです。

三環系、四環系抗うつ剤やSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)は、セロトニンの量を増やすことで抗うつ作用を発揮しますが、その反面、代謝の抑制作用も発揮してしまうため太りやすくなってしまいます。

医師と相談しながら、自身が服用する抗うつ剤を選択できるような場合には、太りにくいものを選ぶようにすることで、うつ病の改善を太らずに進めるといったことも可能となります。

太りにくい抗うつ剤

太りやすい抗うつ薬がある反面、太りにくい抗うつ薬の種類もあります。
前述の太りやすい抗うつ薬のランキングがそのまま逆になります。
太りやすさでは

1位 NaSSA(ノルアドレナリン作動性・特異的セロトニン作動性抗うつ薬)

2位 三環系抗うつ薬

3位 SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)・四環系抗うつ薬

4位 SNIR(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)

となっているので、最も順位の低いSNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)が最も太りにくい抗うつ薬となります。

これは、SNRIには代謝を抑制するセロトニン量を増やすだけでなく、意欲を高めて活動的にする作用を持つノルアドレナリンの量も増やす作用があるためです。
そのため、セロトニンが増えて代謝が抑制されても、ノルアドレナリンの作用によって活動量が増えることで、消費エネルギーも増えるため、代謝の抑制が打ち消されるためです。

うつ病と糖尿病の関係性

うつ病になってしまうと、無気力や意欲の低下などさまざまな症状があらわれるというイメージを持っている方は多いでしょう。
ですが、このうつ病には、糖尿病を併発してしまいやすいという点に注意が必要なのです。
また、糖尿病になってしまった方がうつ病を併発してしまうというケースも珍しくないため、うつ病や糖尿病を発症してしまった場合、早期治療を行うことで厄介な病気の併発を未然に防ぐということも重要になってきます。

うつ病と糖尿病には関連性がある!?

糖尿病では、なぜうつ病を発症してしまうと、糖尿病を併発してしまいやすくなってしまうのでしょうか?
これは、うつ病になってしまうことで血糖値のコントロールが難しくなってしまうためです。
血糖値のコントロールがうまく行えなくなってしまうと、当然血糖値は高い状態となってしまい糖尿病となってしまうのです。

逆に糖尿病になったときにうつ病を併発しやすい理由として考えられているのが、生活習慣の変化などがあげられます。糖尿病の場合、食事制限や適度な運動など毎日の生活習慣の改善が必須となってしまい、普段の生活から大幅に変わってしまうことも珍しくありません。
こうした生活習慣の急激な変化が精神的に大きなストレスとなってしまい、うつ病を併発することが多いのです。

糖尿病の場合使用できない薬剤もある

うつ病と糖尿病を併発してしまった場合には、服用できない抗うつ薬があったりします。

糖尿病の際に影響がある抗うつ薬とされているのが「三環系抗うつ薬」です。
三環系抗うつ薬は食欲増進などで太ってしまうリスクだけでなく、高血糖などの糖尿病リスクを高める可能性があるとされています。

そのため、三環系抗うつ薬に分類される抗うつ薬としては

クロミプラチンを配合した「アナフラニール

アミトリプチリンを配合した「アロー

イミプラミンを配合した「トフラニール

といったものが、あげられます。
上記以外にも、さまざまな三環系抗うつ薬が日本でも処方されているため、糖尿病の方が抗うつ薬を処方してもらう場合には、糖尿病であることの申告を行う必要がありますし、自身で抗うつ薬を選ぶ際には注意する必要があります。

抗うつ剤で太ってしまった時の4つの対策方法

うつ病の治療に必要不可欠である抗うつ薬ですが、抗うつ薬の副作用として太りやすくなってしまうという点には注意が必要です。

ですが、適切に対策を行うことでたとえ抗うつ薬の服用で太りやすくなってしまったとしても、太ることを抑えて服用前の体型を維持し続けるということは可能です。
ここからは、そんな抗うつ薬を服用して太ってしまうことへの対策方法について紹介していきます。

適切に対策を立てて実施しておくことで、太ってしまうのを防ぎながら、万が一太ってしまってもスムーズに元の体型に戻せるようになります。

①食生活の見直し

食生活抗うつ薬で太ってしまう原因が代謝の抑制です。
代謝の抑制によって1日の生活の中で消費されるエネルギーが減少する。その結果、食事で摂取したエネルギーを消費しきれずに体内に蓄積されて太るという仕組みがわかってしまえば、自ずと対策が見えてきます。

最も簡単な方法が、毎日の食生活の見直しです。
抗うつ薬の服用によって代謝が抑制され消費エネルギーが減少しても、普段の食事で摂取するエネルギーそのものを抑えるようにすれば、エネルギーが余ることなく消費されて太りにくくなります。
太ってしまう原因は、消費しきれなかったエネルギーが脂肪に蓄積することなので、そもそも消費しきれるぐらいのエネルギーだけを摂取するという方法です。

非常に簡単な方法ではありますが、最も基本的な方法かつ重要な方法となっています。
また、栄養バランスなども考えて食生活を根本から見直すようにすることで、健康的な毎日の生活にも繋がります。

②生活習慣の見直し

生活習慣抗うつ薬によって太ってしまった時の対策として、食生活の見直しと共に見直したいのが生活習慣です。

・朝に起きて、夜に寝る。
・朝昼晩の3食を適切に摂って、間食を控える。
・ジョギングやウォーキングなど適度な運動をする
・十分な睡眠時間をとる

といったような基本的な部分だけでも見直すようにすることで、太ってしまうことの対策になります。

食事の回数が増えたり、時間が不規則だったり、睡眠不足だったりといったさまざまな原因で、太ってしまうことに繋がってしまいます。
生活習慣を見直しと共に、食生活の見直しは自分ひとりでもできる簡単な対策でありながら、確かな効果に期待できる対策でもあります。

そのため、抗うつ薬の服用で太るのを避けたいと考えている方は是非、食生活や生活習慣の見直しを行うようにしましょう。

③減薬

抗うつ薬で太ってしまう時の対策法として、服用する抗うつ薬の量を減らすといった方法があります。
減薬することで、抗うつ薬の副作用を抑えて太りやすくなってしまうのを防ぐことが可能です。
ただし、この方法は本来の抗うつ薬が持っているうつ病の症状を改善する効果そのものを弱めてしまうという点には注意が必要です。

また、抗うつ薬は急に服用量を変化させるのは良くありません。
そのため、抗うつ薬で太ってしまう時の対策として減薬をしようかと考えている時には、まずは専門医などに相談しながら服用量をそのまま維持させるのか、減薬するのかを様子を見ながら進めていくことが重要です。

自己判断で勝手に減薬などをしてしまって、何かしら別の副作用症状などが強くあらわれてしまったり、うつ症状が酷くなったりするのを避けるためにも、必ず相談するようにしましょう。

④変薬

減薬と共に抗うつ薬の太ってしまうことに対する対策法となっているのが「変薬」です。
現在服用している薬から同じ種類の別成分の抗うつ薬に変薬したり、抗うつ薬の種類そのものを変えてみるといった対策があります。

こちらのページでも紹介している様に、抗うつ薬の種類によって太りやすいものがあったり、太りにくいものがあるため今飲んでいるのが太りやすい種類のものであれば、太りにくいものに変更するだけでも太ってしまうことの対策になるわけです。

ただし、薬を変えるというような場合にも、医師に相談することが重要です。
薬には飲む人との相性がありますし、他の薬を飲んでいるような場合には飲み合わせなどの問題もあります。
また、減薬と同様に急に薬を変えたりすると症状が悪化してしまうといったリスクもあるため、事前に医師に相談した上で無理なく変薬していくことが重要になります。

太る以外に抗うつ剤で起こりやすい5つの副作用

抗うつ薬の服用によって、うつ病の症状である不安感であったり、無気力といったような症状を改善へと導くことが可能です。ですが、抗うつ薬も医薬品であるため、うつ病の症状を改善するという良い効果の他に、さまざまな副作用があります。

そのため、ここからは抗うつ薬の服用によってあらわれる副作用についてや、どうしてそうした副作用の症状があらわれてしまうのかということについて紹介していきます。

①嘔吐・下痢・不眠・性機能障害

嘔吐抗うつ薬を服用することで起きる副作用として、嘔吐したりお腹を下して下痢を引き起こすということがあります。また、眠りが浅く不眠気味になってしまったり、勃起や射精が満足に行えない性機能障害があらわれることもあります。

嘔吐や下痢が起きてしまう理由としては、セロトニン量が増えてしまうことで腸内のセロトニン量も相対的に増えてしまい、胃腸の働きが過剰になってしまったり、嘔吐反射などが起きてしまうためです。
また、不眠に関してもセロトニン受容体とセロトニンが結びつくことで、睡眠が浅くなってしまいます。これによって睡眠そのものが浅くなってしまい、不眠などに繋がるのです。

また、抗うつ薬にはアドレナリン受容体とアドレナリンの結びつきを阻害する作用が多少あります。
男性が勃起する際には、アドレナリン受容体とアドレナリンの結びつきが必要になるため、それが阻害されることで勃起障害や射精障害などに繋がるのです。

②動悸

動悸抗うつ薬の副作用には「動悸」もあります。
心拍が早くなる頻脈や遅くなる徐脈の他に、心拍が大きく強く感じたり、脈が飛んだり乱れたりといった症状があらわれます。

この動悸という副作用が起きる原因となっているのが、ノルアドレナリンの上昇です。
SNRI(セロトニン・ノルアドレナリン再取り込み阻害薬)などはノルアドレナリン量を増やす作用もあるため、こうした作用によって、ノルアドレナリン量が過剰に増えてしまうとアドレナリン受容体とアドレナリンが結びつくことで動悸などの副作用があらわれてしまいます。

③口の渇き・便秘・尿閉

口の乾きさまざまな副作用がある抗うつ剤ですが、地味に辛いのが「口の乾き」や「便秘」、「尿閉」です。
口の渇きは抗コリン作用によって起き、便秘や尿閉はセロトニンの作用によって起きてしまいます。
また、これらの副作用は三環系抗うつ薬の副作用としてあらわれやすく、SSRIやSNRIなどではほとんどみられないとされています。

口の乾きはその名の通り、口が過剰に乾いてしまい口の中がネバネバしたり、それに伴い口臭が強くなったりといったことが起きます。

便秘や尿閉は便や尿が腸や膀胱に溜まっているのに、うまく排泄できなくなってしまう状態です。
尿閉が続くと尿路感染症などの原因になりますし、便秘が続くと激しい腹痛や食欲不振、栄養状態の悪化などさまざまな問題につながります。

普段から便秘気味の方は気づきにくくなりますし、口の乾きや尿閉などの症状もそこまで気にならないケースもあるため、適切に対処することも重要です。

④眠気・立ちくらみ

眠気抗うつ薬の副作用の中でも注意が必要になるのは「眠気」や「立ちくらみ」です。
これらの副作用症状は、③で紹介した副作用と同様に、特に三環形うつ薬の使用の際にあらわれ、SNRIやSSRIではほとんどみられません。
ですが、SSRIやSNRIといった抗うつ薬を服用していても、絶対にあらわれないというわけではない点には注意が必要です。

自身が居住している空間かつ、寝室であれば、そうしたことが起きたとしても大きな問題につながる可能性はそこまで高くありません。
ですが、外出先や危険な作業中、運転中などに起きてしまうと命のリスクを伴ってしまいます。また、車の運転中に眠気に襲われてしまったりすれば、第三者の命をも危険にさらしてしまうわけです。
そのため、これらの副作用があらわれないかをよく確認した上で、抗うつ薬を服用する必要があります。

⑤不安・焦燥感

不安抗うつ薬を飲み始めた時にあらわれやすい副作用が「不安」や「焦燥感」です。
これは、薬を飲み始めた時に見られる「アクチベーションシンドローム」や「セロトニン症候群」と呼ばれるものが原因となっています。

なかでも不安や焦燥感といった著しい精神症状があらわれた場合はセロトニン症候群の疑いがあります。
セロトニン症候群は精神症状以外にも、身体が震えたり、手足が勝手にぴくぴく動いたり、汗をかいたり脈が速くなったりなど、さまざまな症状を伴うケースもあります。
このセロトニン症候群は副作用の中でも、重篤なものであり死のリスクを伴う副作用となっているのです。
そのため、セロトニン症候群があらわれた場合には、速やかに救急病院などで診察を受けたりする必要があります。

この、セロトニン症候群は抗うつ薬のみ始めや増量したりした場合などにあらわれるおそれがあるため、そうした時には注意しておきましょう。

すぐに病院を受診すべき副作用

副作用の紹介をしてきましたが、他にも副作用はあります。
ここからは、症状が現れたらすぐにでも病院を受診すべき副作用について紹介していきます。
副作用の中でも死のリスクなどをはらんでいるため、症状かも?と思った段階であっても放置などせずに速やかに病院を受診するようにしましょう。

受診した上で、問題がないと診断されれば安心することができますし、問題があった場合でも早期に対処してもらうことで死のリスクなどを回避することにも繋がります。

賦活症候群(アクチベーションシンドローム)

賦活症候群すぐに病院を受診すべき副作用として、抗うつ薬の飲み始めや増量した時にあらわれる「賦活症候群(アクチベーションシンドローム)」があります。
賦活症候群では、不安や不眠、衝動性や躁状態といった症状があらわれます。
こうした精神的な動きがあらわれるだけであれば大きな問題にはなりませんが、不安が強くなりすぎたり衝動を抑えられなくなってしまったりすることで、自ら命を断ってしまうといったケースが考えられます。

元々、副作用症状が少ないとされるSSRIやSNRIといった抗うつ薬であったとしても、飲み始めや薬を増量するタイミングでは効果が強くあらわれるため、賦活症候群があらわれやすくなります。

そのため、これから抗うつ薬の服用をはじめるといったような方や、医師と相談した上で飲む薬の量を増やすといった場合には、賦活症候群があらわれていないかどうかを良く確認しておくことが重要です。
また、自身だけではそうした変化に気づけないというケースもあるため、家族と同居しているというような場合には、家族の協力を求めるといったことも重要になります。

不整脈

不整脈賦活症候群(アクチベーションシンドローム)と共に、命に危険が及ぶ抗うつ薬の副作用として「不整脈」があります。

不整脈の中でも後天性QT延長症候群と呼ばれるものは、抗うつ薬などの医薬品が原因となって起きるおそれがあります。
QTとは、心電図波形の一部分のことで、心臓が収縮をはじめるとQ波、弛緩した時にはT波となります。通常であれば、この収縮と弛緩が一定のリズムで行われていますが、抗うつ薬の服用などによって、Q波からT波までの時間が長くなってしまうのが後天性QT延長症候群です。

QT延長が起きてしまうと、心臓のポンプの働きが遅くなるため、全身への血の巡りが悪化することを意味します。そうなると心室細動や脳の虚血などを引き起こしてしまい、急に失神してしまったり、突然死にもつながってしまいます。

そのため、薬を飲み始めたり増量したりするといったような時には、賦活症候群と共に注意しておく必要がありますし、万が一不整脈があらわれた場合には、速やかに病院を受診する必要があります。
ただし、前述の通り急な失神などを引き起こす恐れもあるため、家族など協力者の存在が重要です。

まとめ

ここまで、抗うつ薬を服用することで太ってしまうのは本当なのか?ということについてや、太ってしまうこと以外の副作用症状などについて紹介していきました。

うつ病治療や抗うつ薬を用いて地道に進めることが重要ですが、太ってしまったり他の副作用が心配で治療の一歩を踏み出せずにいるという方はいらっしゃると思います。
ですが、適切に副作用やどうして、その副作用が起きるのか?ということを把握しておくようにすれば何も知らない時と比べて安心して抗うつ薬と向き合え、治療の一歩をすすめるかと思います。

これまで、うつ病で悩んでいたけど、治療への一歩を踏み出せていなかった。そうした方は、こちらで紹介した対処法などを把握した上で治療を進めてみてはいかがでしょうか。